どうも!もぐすけです!今回は今注目の連続増配ETF【VIG】について解説していきます。
連続増配…!!いい響きです!!
- 高配当の企業より連続増配の企業が好きな方
- 高いトータルリターンに期待できるETFを探している方
- 5年後、10年後の将来性のあるETFに投資をしたい方
先輩!ではさっそく基本情報からお願いします!!
VIGとは?
基本情報
- インデックス:ナスダック米国ディビデンド・アチーバーズ・セレクト指数
- 経費率:0.06%
- 直近分配金利回り:1.89%
- 銘柄数:212銘柄
- リバランス:年1回
- 純資産額:約6兆円
- 設定日:2006年4月27日
運用方針
VIGとは、世界3大資産運用会社であるバンガード社が運用する、ナスダック米国ディビデンド・アチーバーズ・セレクト指数に連動する投資成果を目的としたインデックスファンドです。
簡単に言うと?
不動産(REIT)を除く10年以上連続増配の優良企業で構成されたインデックスファンドだね!
10年連続も増配を続けている会社がアメリカには何百社もあるんですね…!!
因みにアメリカでは株主還元(配当)を重要視する会社が多くあって、50年以上も連続で増配を続けている会社が20社以上もあるんだよ!
経費率
VIGの経費率は0.06%です。
2019年までの経費率は0.08%だったけど、現在はVYMと同じ0.06%になってるよ!
さすが信頼と実績のバンガードですね!
分配金利回り
直近の配当利回りは1.89%です。
利回りはそれほど高くはないんですね。
連続増配を続けている会社は配当利回りより増配年数を意識しているからね。だから配当性向が低い(これから増配する余力のある)企業が多い傾向があるよ!
構成銘柄、セクター比率
これらがVIGを占める上位10銘柄だよ。
ウォルマートやマイクロソフト、P&Gやビザなど私でも知ってる会社ばかりですね!!
因みにiPhoneで有名なアップルも現在9年連続増配中だから、後1年経てばVIGに組み入れられる見込みになっているよ。
セクターを見ると一般消費財、資本財の割合が高いですね~。てゆうか資本財ってなんですか?
簡単に言えばBtoBのサービスを行っている企業だね。機械設備や原材料の製造などを行っている企業が資本財セクターに該当するよ。ポストイット(ふせん)のスリーエムや、航空機メーカーのボーイングが有名だね!
VIGに対する口コミ
TwitterでのVIGに対する口コミも見てみよう!
【VIGメリット語り】
①経費率0.06%(普通に低すぎ)
②VOOに劣らないリターン割合!!
③10年以上増配実績ある企業群で構成!!
④実績がある企業群で構成されるのでディフェンシブ!!
⑤MSFTちゃんの構成比率No1!!!
⑥2006年から導入されたばかりなので、今後が楽しみ!!— VOOテチてち (@techi_buffett) October 7, 2020
おはようございます🙌
🍀VIG、米国増配株式ETF🍀
配当金も狙いつつ、株価上昇も狙えるということで最近狙ってるETFです。
VOOと配当利回りは大差ないですが、今後の増配に期待です🙌12月の配当金が出る前に少し買う予定です☺️
今日もよろしくおねがいしますー!
— ジェイ@米国株初心者🔰 (@925Gsw) December 15, 2020
現在の保有ETF
VOO
VYM
VIG
バンガード大好き😘— aporon (@aporon1212) December 12, 2020
こうして見ると将来に期待して買っている人が多いイメージだね。後は他のETFと併用して買っている人も結構見かけたよ。
VTIやVOOをメインに一部をVIGへ投資するって感じですかね~
VIGのメリット
明確で分かりやすいコンセプト
VIGは10年以上増配し続ける企業に投資をするETFです。つまり連続増配=業績が好調なので、10年以上も業績が好調な企業に1本で投資ができるETFということになります。
増配というのは株主にとって直接的に実感できる信頼の証なので、そのような212の銘柄で構成されたVIGは、長期保有に最適の銘柄であると言えます。
もし会社が増配を続けることができなくなったらどうするんですか?
もちろんVIGの条件から外れることになるから、自動でリバランスをしてくれるよ。このただ持っているだけでリバランスをしてくれるっていうのもメリットの一つだね!
高いトータルリターン
こちらは直近3年のVIG,VOO,VYMのトータルリターンです。
VIGが緑、VOOが青、VYMが黄色で表されています。
VYMも直近3年間で16.8%と悪くない成績ではありますが、VIG、VOOは45%近くの伸びを見せています。
長期で見てもS&P500(VOO)に匹敵するトータルリターンを出せるというのは、VIGがかなり優秀であること分かります。
S&P500に近いトータルリターンを出せているってヤバくないですか!?しかも2019年はS&P500を上回ってますよ!!
2019年みたいな市場平均を上回る年はなかなかないけど、それでもかなり優秀だよね。
ディフェンシブ性の高い銘柄構成
上の図がコロナショック時の推移、下の図がリーマンショック時の株価推移になっています。※2008年の時にVOOはなかったため、VTIで代用しています。
大きな暴落時でもVIGのボラティリティ(値動きの幅)が一番低く、すぐに立ち直っているのが分かるね!
すごーい!!でも何でVIGは暴落の時にも強いんですか?
連続増配をしている企業は業績が好調だから不況の時でも売られづらいし、不景気時にも強いと言われる生活必需品、ヘルスケア、公益、通信で33%を占めているというのが大きいのかもしれないね。
経費率が安く、純資産額が大きい安全性
経費率は安ければ安い方がいいというのはもう知っていると思うけど、ETFの場合は純資産額にも注目した方がいいよ!
そうなんですね~!それは何でですか?
そのETFが他の投資家からも買われているかどうかの指標になるし、繰上償還(ファンドの解散)のリスクを下げるために純資産額の大きいETFを選ぶ必要があるんだ。
VIGの純資産額は約6兆円みたいですが、これって全体的で見るとどうなんですか?
約1,300以上あるETFの中で、VIGはトップ20位内に位置付けているよ。
じゃあアメリカでも超人気のETFなんですね!!
海外では高配当より増配を好む傾向があるからね!
将来の高配当化への期待
VIGの配当実績は2009年、2013年を除き、年々右肩上がりで増配を続けています。
【連続増配ETF】の名は伊達じゃないですね!
今現在の配当利回りは1.89%と低い水準だけど、これだけ配当額が右肩上がりだと5年後、10年後には連続増配かつ高配当株の最強ETFになるんじゃないかって期待が持てるよね!
VIGのデメリット
増配率は思ったほど高くない
1年 | 3年 | 5年 | 10年 | |
VIG | 7.62% | 5.33% | 6.13% | 8.10% |
VTI | 4.85% | 9.46% | 9.22% | 10.13% |
VYM | 2.26% | 8.81% | 8.29% | 9.30% |
VTIやVYMと比較すると、増配率は一番低いことが分かります。
増配はしているけど、ゆるやか~に伸びていくイメージですかね?
そうだね。元々VIGは短期で売買するような銘柄じゃないから、「今すぐ高配当の株が欲しい!」って言う人には向かないかな。
増配年数の基準が低め
アメリカの企業は株主還元意識が強く、25年以上も連続増配をしている企業ですら50社以上もあるのに、それを10年以上の基準で構成銘柄を算出しているVIGは増配年数の基準が低いと言えるでしょう。25年以上であればリーマンショック、チャイナショック、コロナショックと何度暴落を経験しても増配をし続けているという経験と実績があるため、25年までいかないにしてももう少し基準を高めに設定してもよかったのでは?と思うところです。
10年前だとちょうどリーマンショックが終わったところでしょうかね?
そうだね。だから10年連続増配とはいっても大きな暴落を経験していない企業が多いから、当たり前だけど増配の年数が長いほど企業に対する信頼性は上がるよね。
まとめ
10年連続増配という明確かつ最強のコンセプトで、S&P500に匹敵するトータルリターンを誇るおススメのETF
ディフェンシブ性が高く暴落時の不安が軽減され、将来の高配当化へも期待できる
現状だとVOO(S&P500)やVTI(米国全体へ投資するETF)との差別化が薄い
因みに私はS&P500に連動する投資信託をメインにサブで保有するETFとして投資しています。ご自身の投資方針に応じて配当割合を変えてみるのもいいかもしれませんね!
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