どうも!もぐすけです!今回はFIRE勢に大人気!?の超高配当ETF【SPYD】について解説します!
FIREは駆け出し投資家の私にとっての最終目標です!!
- とにかく高配当のETFを探している方
- 最初の1本として気軽に米国投資を始めたい方
- 20代や30代など比較的リスクを取れる方
とにかく高配当とかリスクが取れるとかちょっと怖いです…
SPYDとは?
基本情報
- インデックス:S&P500高配当指数のトータルリターンのパフォーマンスに連動
- 経費率:0.07%
- 直近分配金利回り:5%(2020年12月20日現在)
- 銘柄数:最大80銘柄
- リバランス:年2回(1月、7月)
- 純資産額:約2.5兆円
- 設定日:2015年10月22日
運用方針
SPYDとは、ステート・ストリート社が運用するS&P500銘柄のうち、不動産(REITを含む)高配当銘柄を上から80社を均等配分し構成されたETFです。
要はS&P500の高配当である不人気銘柄詰め合わせパックだね。
先輩…今回は毒舌すぎやしませんか?
経費率
SPYDの経費率は0.07%です。
バンガード社、ブラックロック社に並ぶ世界3大運用会社のステート・ストリート社が運用しているから、経費率は激安になっているよ。
同じ高配当ETFのVYMもたしか0.06%だったのでほぼ一緒くらいですね!
分配金利回り
直近の分配金利回り(2020年12月)は5%です。
利回りが5%!?めちゃくちゃ高いじゃないですか!5%なんて最近の不動産投資の営業電話でも使わないですよ!!不動産投資のお株を奪う気ですか!?
まあまあ笑 コロナショックで株価が下がったときは一時8%を超えていたけどね。ただウマい話にはそれなりのリスクもあるから次は構成銘柄とセクター比率を見てみよう。
構成銘柄、セクター比率
これが上位10銘柄ですか~。聞いたことない会社ばっかりですね…
3位にあるゼロックスは聞いたことあるんじゃないかな?ただ日本人の我々にとってなじみのある会社が少ないのはセクター比率も影響しているのかもしれないね。
うわ~金融、不動産、エネルギーで56%も占めていますよ…
その3セクターは景気敏感セクターで、好調の時はいいけど不況の時はガッツリ下げるセクターだね。
前に紹介してもらったVIGは不動産、エネルギーのセクターは入っていないし、金融も8%くらいしか入っていなかったので、真逆と言ってもいいくらいですね。
後特徴としては他の多くのETFが時価総額加重平均を採用しているのに対し、SPYDは全ての銘柄に同じ割合投資をする均等平均を採用しているよ。
SPYDに対する口コミ
じゃあTwitterの口コミも見てみようか!
SPYDのような高配当株より、
グロース株の方が資産を大きくすることが出来ると思います。ただ自分の場合は、
ただ投資して成長を見ているより、
配当金というキャッシュフローを得ていた方が投資を楽しんで続けることが出来ると思ってます!なので高配当株にも投資しているのです😊
— ばーでん@20代投資家 (@harden101613) December 19, 2020
お早うございます☀️☁️
米国ETFのSPYDは利回りが元に戻ったことで再び注目されていますね⤴️
SPYDもVYMも好きなETFです。
分散効果の観点ではVYMは上ですが、再投資&積極的に配当取るならSPYDに軍配が上がって、両方投資中です👍
それでは今日もよろです(๑و•̀ω•́)و https://t.co/l37ZTkrOrn— ねる👨💻@米国株サイト運用中 (@swapp_horse) December 20, 2020
SPYDが大幅増配したのは嬉しいのですが、私の今年のワースト・バイは間違いなくSPYDです…。そしてベスト・バイはQQQです。SPYDは最終的にプラスマイナスほぼ無くなりましたが、一方でQQQは年初来で+40%以上で個人的にも大きな利益となりました。この事実は真摯に受け止めないとですね。
— ハル・タチバナ☀@SPYD6,051株️🇺🇸 (@haru_tachibana8) December 19, 2020
2020年12月に増配が決まったこともあって、意外と悲観的な意見は少ないように見えるね。
後は高配当御三家のVYMやHDVとセットで投資している人も多いですね~!
あと人気の投資Youtuberにそそのかされて勧められて買っている人が多いのかな~って思ってたけど、自分の意思で買っている人が多くて安心したよ。
SPYDのメリット
とにかく高配当
SPYDの最大のメリットは、5%を超える高配当株という点です。
仮にSPYDに2000万円を投資するだけで、年間100万円もの不労所得が入ってきます。
他の有名なETFにはVOOやVTなどがありますが、VOOは1.6%、VTは1.7%とSPYDは約3倍近くの配当に期待ができ、配当によって日々の生活にゆとりができたり、FIRE後の生活の柱にすることも考えられます。
投資信託のように自動で再投資というのが本当は税金もかからず一番いいんだけど、やっぱり配当がでると嬉しいし、投資しているっていう実感が沸くよね!
配当も普段よりちょっと贅沢したり、ドルでもらった配当でそのまま海外旅行に行ったりするのもいいかもしれませんね!
S&P500に連動するETF
不人気銘柄の詰め合わせパックとはいえ、SPYDの構成銘柄は全てS&P500に含まれる銘柄です。
日本の指数とは違いS&P500は構成銘柄の入れ替えが激しく、規模が大きく財務状況が健全でないと生き残れないような、まさに歴戦の選ばれし者たちです。
そんなS&P500に含まれている銘柄たちですから、悲観的になりすぎる必要はありません。
因みにS&P500の採用基準はこんな感じになってるよ!
あんまりよく分かんないけど、とりあえずS&P500に採用されるのは難しいってことだね!
中身がよく分からないアクティブファンドや、マイナーな国に投資するよりかは100倍マシだね。
経費率が安い
ここはもう当たり前ですよね!
他の優秀なETFを見てきたからかもしれないけど、この経費率0.07%というのは本当に破格だよ。日本の大手ネット証券会社では約2,500以上のファンドがあるけど、経費率(信託報酬)が0.2%以下ですら数えるほどしかないのが現状だよ。
そうなんですね~!じゃあやっぱりSPYDもかなり優秀ですね!
1株あたりの単価が安く、気軽に始めやすい
2020年12月18日現在、SPYDは1株あたり32.63ドル(約3,400円)となっています。
VOOが約340ドル、QQQが310ドルとなっているので気軽に購入でき、毎月定額積み立てで購入する場合も1株あたりの単価が安いことから、ドルコスト平均法を最大限に活かすことができます。
VOOやQQQのように株単価が高いと、毎月5万円投資しようと思っていても結局1株しか買えず、定額ではなく定数になってしまうためドルコスト平均法にはならないんだ。
3万円と3,000円じゃ全然違いますからね!
SPYDのデメリット
トータルリターンが低い
こちらはSPYDが設立した2015年10月~2020年12月までのトータルリターンを比較したグラフです。
緑がSPYD、青がVOO、黄色がVYMになっています。
見て分かる通りS&P500に連動するVOOに劣るのは仕方がないと割り切れますが、同じ高配当ETFのVYMとこれほどまでにリターンの差が出てしまうのは考えものです。
ただし2016~2018年にかけてはS&P500を上回るリターンを出せていることから、SPYDだけがコロナショックからの立ち直りが遅く、まだこれから上がっていく可能性があるかもしれません。
で、でもSPYDには他のETFにはない高配当という独自性があるから…
じゃあ次はそんな配当に着目してみようか。
配当が安定せず、増配率にあまり期待できない
SPYDの設立は2015年ですから、実質初めての配当は2016年からになります。
設立から日が浅いというのはもちろんありますが、2018年と2020年で既に2回も減配をしております。
また増配率に関しては以下の通りになります。
1年 | 3年 | |
SPYD | -6.54% | 4.87% |
VIG | 7.62% | 5.33% |
以前VIGの記事で増配率があまり高くないことをお伝えしましたが、SPYDはそのVIGよりも増配率が低くなっており、将来への増配にあまり期待が持てません。
ただまだ5年しか経っていないから、今後の成長に期待って感じかな?
不景気や暴落に弱く、分散性に欠ける
こちらはコロナショックで1番暴落の大きかった2020年2月~2020年8月までのグラフです。
他のETFも軒並み大きく下落をしていますが、SPYDのボラティリティ(株価の振れ幅)が1番大きく、回復にも時間がかかっているのが分かります。
やっぱり金融とか不動産とかの比率が大きいから、その分浮き沈みも激しくなっちゃうんだね…
あとは他の銘柄と違い80銘柄に絞っているのと、均等平均で投資をしているのも大きく影響しているね。
設立から日が浅い
他のETFはリーマンショックやチャイナショックなど大きな暴落相場を経験しており、そのETFがどのくらいディフェンシブ性を持っているかを測ることができるのですが、SPYDはまだ5年しか経っていないため、未知数な部分もあります。
できたばっかりということは、逆に今が安く買えるチャンスかも!?
まとめ
高配当に全ての能力を振り切った、好き嫌いの好みの分かれるETF
高配当で単価も安く、手軽に米国株投資を始めやすいのが魅力
設立から日が浅く、良くも悪くも今後に期待!?
なんかSPYDって「ルーキーズ」みたいじゃないですか?出来の悪い人たちが集まるってとこや、振れ幅が大きいトコがまるでヤンキーみたいで笑 なんだか応援したくなっちゃいますね!!
因みに私は米国ETFの中ではサブとして、SPYDへ投資をしています。色々悪い面も書きましたが、やっぱり何と言っても高配当は魅力ですよね!ただし投資軸のメインにするかは、ご自身の投資方針と照らし合わせて検討してみてください!
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