どうも!もぐすけです!今回は私も保有しているETF【VYM】について解説していきます。ポートフォリオの主軸にもなれる優秀なETFなので、ぜひ参考にしてみてください!
ユフィです!株初心者の私にも分かるように説明してくださいね!
- 買った後はほったらかしでも問題ない銘柄を探している方
- インカムゲインもキャピタルゲインもどっちも欲しいという欲張りな方
- 利回りが高くないと満足できない高配当狂の方(自分です)
先輩は配当狂なんですね…
ではまずは概要から見ていきましょう!
米国株ETF【VYM】とは?
基本情報
- インデックス:FTSE ハイディビデンド・イールド指数
- 経費率:0.06%
- 直近分配金利回り:3.07%
- 銘柄数:約400銘柄
- リバランス:年1回
- 純資産額:約2兆6千億円
- 設定日:2006年11月10日
運用方針
VYMとは、世界3大資産運用会社であるバンガード社が運用する、FTSE ハイディビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目的としたインデックスファンドです。
先輩、ハイディなんとか指数って何ですか?
ハイディビデンド・イールド指数ね笑 日本語に直すと高配当・利回り指数って意味になるよ!つまり平均よりも高い配当を出す会社に投資をするインデックスファンドだね!純資産額で見ても上位に位置付けられているほど人気のETFだよ!
経費率
経費率は0.06%と他のETFと比較しても割安な水準になっています。
経費率っていうのはVYMを持っていたらかかる手数料ってことですかね?
そうだね!もしユフィさんがVYMを100万円分持っていたとしたら、年間でかかる経費率(手数料)は600円だよ!
それって超激安じゃないですかぁー!!
よく銀行の窓口や保険会社が取り扱っている投資信託などの商品は軒並み3%や4%など高い手数料を取るぼったくり商品が多いけど、取り扱う金額が桁違いに多いバンガード社だからこそ実現できたと言えるね!
この経費率が安いというのが長期で保有する場合には超重要になってくるよ!
分配金利回り
直近の分配金利回り(2020年9月)は3.07%です。
あれっ高配当の会社に投資をしてるって割には意外に低くないですか?
確かに今年はコロナの影響もあって例年より低い水準になっているけど、概ね3%~3.5%くらいが多いかな。GAFAなどの超大手企業であっても配当を出さない会社もあるくらいだから、配当利回りが3%以上であれば十分高配当と言えるよ。
ええっーでももっと配当がもらえるETFがいいなぁ~
SPYDのように5%を超える配当を出すETFもあるんだけど、高配当になるにつれてリスクも高くなるんだ。VYMをおススメする理由としては分散が効いていて不景気時にも強い点があるんだけど、それについては構成している銘柄と、セクターの比率を見てみよう!
構成銘柄、セクター比率
これが2020年11月時点のVYMを構成している上位10銘柄だよ。この10の銘柄で全体の約25%を占めているんだ。
ジョンソンエンドジョンソンとかP&Gとかインテルとか有名な会社もありますね!でも上位10銘柄でも全体の25%くらいにしかならないんですね。
そう!VYMの特徴は400社以上に分散投資をしているから、アメリカ全体が不景気の時でも大きなダメージを受けづらいんだ!セクター(業界)別にするとこんな感じだよ。
金融、ヘルスケア、生活必需品の割合が大きめになってますね~。
景気に敏感で比較的配当利回りが高い金融セクターが一番の割合を占めているけど、その反面不景気に強いと言われているヘルスケアや生活必需品のセクターが2,3番目に高い割合になっていて、バランスが取れていると思うよ。
あれっ?そういえば高配当っていえば不動産のイメージがあるけどVYMには入ってないんですね。
VYMの構成銘柄には不動産(REIT)は除かれているよ。不動産も景気敏感銘柄で値動きが激しいと言われているから、そう考えると不動産銘柄がなくヘルスケアや生活必需品セクターの割合が高いVYMはディフェンシブ性の高いETFと言えるね!
VYMに対する口コミ
TwitterでのVYMに対する口コミをまとめてみたよ。
◆運用◆
私は米国高配当株ETFであるVYMを中心に投資をしています。
配当の年間予想受け取り額が増えていくのがモチベーションになり、楽しく続けられています。
自分が心地良く感じられるスタイルで行うのが資産形成のポイントですね。
すでに外食除いた食費は配当でカバー出来るようになりました😋— 鹿の生活@配当金でセミリタイア (@shikalife2) December 11, 2020
私の投資法💸つみたてnisaは定期積立で放置💸VYMに関しては、定期積立+Twitterの皆さんが下がってるうぅ!!って言ってる時だけ、買い増すスタンス 💸最強❤️❤️笑、相場のチェックもしないし、貯金感覚で投資してるから、ノンストレス❤️ゆるーく資産形成できれば💯こんな私ですが仲良くしてください🥺
— たらこ (@taratarako2525) November 15, 2020
VOO,VTI,VYM,SPYDのトータルリターン比較。
VOO≒VTI>VYM>SPYDでした。配当低めのPFのため精神衛生上の観点から高配当株ETFを入れる予定でしたが比較するとイマイチ。
高配当個別株投資も減配リスクからあまり好きじゃない戦略。配当に拘らず、グロース株中心+VOOなどで底上げが無難なのかなあ。 pic.twitter.com/BU9IiLaTMA
— LEGOinvestor@米国株 (@legoogi3) July 3, 2019
やっぱり高配当に魅力を感じる人が多いみたいですね~。
そうだね。後は分散が効いているから安心して積立購入できるって意見もあったよ。
VYMのメリット
これは株ではなくカブですね…
右肩上がりのトータルリターン(キャピタルゲイン)
こちらは2006年設定来の長期チャートです。※2020年12月16日現在
パフォーマンス実績
1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
-6.58% | 3.59% | 6.56% | 11.81% | 6.65% |
2009年と2020年は大きく下がっているけど、その他はキレイな右肩上がりですね!
2008~2009年あたりはちょうどリーマンショックがあった年で、2020年はコロナショックで大きく下げているけど盛り返してきているね。2006年にできてすぐにリーマンショックがあったから初年度はマイナスのリターンになっているけど、その後は順調に推移して設定来で6,65%とかなり優秀なトータルリターンになっているよ!
高配当ETFっていう位置づけなのに株価の値上がりも期待できるんですね!!
安定した高い配当利回り(インカムゲイン)
こちらは設定時からの1株あたりの年間配当実績です。
順調に増えていってますね…!
配当実績もリーマンショックの時には一時減配しているけど、それ以降はずっと右肩上がりだね!
配当利回りも3%を超えていてかつ増配し続けているなんて最強すぎませんか?
構成銘柄が多く、分散が効いており、ディフェンシブ性が高い
基本情報でもお伝えした通り、セクター別で見ても2位にヘルスケア、3位に生活必需品の割合が高く、暴落時でも値下がりしにくいセクター割合が高いのが特徴です。
また構成銘柄は400を超えており、非常にバランスの取れた構成となっています。
ヘルスケアとか生活必需品のセクターにはどんな企業があるんですか?
上位10銘柄の中ではヘルスケアにジョンソンエンドジョンソンや今コロナワクチンで話題のファイザー、生活必需品にはP&Gが含まれているよ。P&Gは63年、ジョンソンエンドジョンソンは58年も連続で増配を続けている米国株の中でも特に優秀な企業だね!
私が生まれる前から増配を続けている企業もあるんですね…
そんな景気に左右されにくい企業への投資割合が多いから、ディフェンシブ性も高く、アーリーリタイア後にぜひおススメしたい、長期で保有できるETFだね!
経費率が激安
VYMの経費率は0.06%と超優秀で、100万円を投資していたら年間600円しか費用がかからないというのは先ほども話した通りだけど、これが5年、10年と投資額が膨らめば膨らむほど経費率がかさむことになるから、この経費率は低いに越したことはないよ。
だいたいどれくらいの経費率だったら優秀なんですか~?
難しいけど目安は0.2%かなって思ってるよ。(QQQが0.2%だし…)
どっちにしても個別で選んで自分で買うよりはずっとオトクってことですね!
VYMのデメリット
トータルリターンでは若干他のETFより劣る
このグラフはVYMとS&P500に連動するVOO、ナスダック100指数に連動するQQQと比較した場合の直近3年間のトータルリターンだよ。
あれ~VYMが一番成績が悪いんですね…
なんでこんなに差が出ているんですか?
1番大きいのはVYMには今かなり伸びているGAFAMが含まれていないからだね。VOOもQQQもGAFAMに占める保有割合が高いから差が出ているって感じかな。
コロナの影響もあってさらに需要が増えましたもんね。
ただVYMの配当利回りが3%以上なのに対してVOOは1.54%、QQQは0.62%だから、高配当のVYMを取るか、トータルリターンのVOOやQQQを取るかって感じだね。
配当により複利の効果が得られにくい
日本の投資信託は配当金の受け取りがない反面、実際に出た配当を自動で再投資してくれますが、ETFは配当金が自分の手元に入るため、複利の効果を活かしたい場合は自分で再投資をしなければなりません。
高配当だからって単純には喜べないんですね。
そうだね。ただ投資信託のような配当再投資型だとただ資産が増えているだけで生活が豊かになったという実感が沸かないけど、配当をもらうことにより直接的に生活が豊かになったという実感が持てるよ!
配当を再投資しても良し、自己投資や旅行、生活費の足しなど使い道が選べるってのはいいですよね!
米国株投資による二重課税
これはVYMだけではなく米国株全般に言えることですが、米国株には税法上ネックになる部分が存在します。それが米国の現地での課税と、日本国内で課税される二重課税です。
日本の税金はたしか20.315%でしたよね?アメリカの税金ってどのくらいかかるんですか?
アメリカで課税されるのは10%だよ。だからまずアメリカで10%の課税がされ、そこから日本の20.315%の課税が入るから、合計すると約28%がアメリカと日本で徴収される税金分だね。
それってぼったくりじゃないですか~!!何かいい方法はないんですか!?
NISAを使う方法と自分で確定申告をして還付を受ける方法があるけどこの部分はまた次回お話するね。
まとめ
構成銘柄も多く、セクターもバランスがとれており、長期保有にも安心
トータルリターンはVOOやQQQには劣るが、生活が徐々に豊かになっていくのを実感したい方におススメ
高配当ETFの中では配当と売買差益のバランスが取れていて増配実績もある。ただハイテク株が含まれていないため、VOOやVTIなどの他のETFと組み合わせてみても面白いかもしれないね!
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