どうも!もぐすけです!
今回は世界最大手の飲料メーカー【コカコーラ】について解説します!
日本のコカ・コーラではなく、アメリカの【コカ・コーラカンパニー】なので、注意してくださいね!
- これから米国株への投資を考えている方
- コカ・コーラの業績や株価推移、配当実績について知りたい方
- 配当の割合について迷っている方
コカ・コーラについて
コカ・コーラとは?
アメリカのジョージア州に本社を置く、世界最大手の清涼飲料水メーカーです。
世界の企業ブランドランキングでは、2012年までの13年間1位を守り続けていました。
※2020年現在では6位です。
主力商品のコカ・コーラはもちろんのこと、spriteやファンタ、ミニッツメイドやGEORGIAなんかもコカ・コーラ社が製造をしております。
その他に日本ではアクエリアスや爽健美茶、いろはすも手掛けているね!
元々は薬剤師であるジョン・S・ペンバートン博士が薬物依存症を治すためのものとして開発され、当時は薬用目的で使用されていました。
「コカ・コーラ」の名前は元々の原材料である「コカの葉」のコカ、「コーラの実」のコーラに由来するみたいですが、日本コカ・コーラ株式会社はその説を否定しているそうです。
もちろん現在ではコカの葉もコーラの実も使っていませんよ!
ビジネスモデル
コカ・コーラ社は少し複雑なビジネスモデルになっており、理解している方は少ないのではないかなと思うのでざっくりと説明します。
コカ・コーラ社のビジネスモデルは、簡単に言えば「原液フランチャイズビジネス」です。
本社で「コカコーラ」の原液の製造や企画、マーケティングなどを行っており、実際に我々の手に渡るまでのボトル詰めの作業や販売は「ボトラー」と呼ばれるフランチャイズ化された別の会社が行っています。
コカ・コーラ社が25%超もの高い営業利益率を維持できているのは、比較的コストのかかる物流や販売活動を切り離し、原液の製造などに注力しているからなんですね!
これを日本に当てはめてみると、「日本コカ・コーラ株式会社」が原液の製造や企画を、「コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社」などが物流や販売を行っています。
このことを知らずに、東証1部に上場している「コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社」の株を買ってしまう方も少なくないとか…!!
会社情報
基本情報
- セクター:生活必需品
- 採用指数:NYダウ、S&P500
- 上場市場:NYSE
コカ・コーラ社は11種類あるセクターのなかで、「生活必需品セクター」に分類されます。
コカ・コーラが生活必需品ってなんか違和感があるなぁ~
という感じもしますが、食品、清涼飲料水、スーパーマーケットやたばこなども、アメリカでは生活必需品に分類されています。
またダウ平均株価やアメリカの大型優良企業の指数であるS&P500にも採用されている他、高配当ETFであるVYMやHDVにも組み入れられているなど、高配当株としても有名です。
投資の神様と言われるウォーレン・バフェットがCEOの「バークシャー・ハサウェイ」のポートフォリオではコカ・コーラが約10%を占めており、かなり高い割合を保有しているのが分かります。
バフェットは32年もの間コカ・コーラ株を保有し続けており、年間700億円超もの配当金を受け取っています…!!
業績
12月の期末決算内容です。
数字だけ見れば直近2020年の売上高は330億ドルと、ここ数年で一番悪い内容になりましたが、これはコロナウイルスの影響を受けレストランや映画館、スタジアムの閉鎖に伴ったものです。
すでにアメリカではワクチンの接種が始まっていますから、接種率の高い先進国から順に売上は回復していくでしょう。
一方営業利益、当期利益に関しては人件費や採算の合わない商品ブランドの品数を減らすなどのコストカットを実施し、前年と同じ水準をキープしています。
株価
株価データ
コロナショックで一時40ドルを切っていましたが、ここ数年は45~50ドル付近で推移しています。
長い目でみれば、緩やかに右肩上がりで推移はしていますが、インフレ率を考慮するとほぼ横ばいといった印象です。
次はS&P500と比較してみましょう!
S&P500(VOO)との比較
S&P500と比較してみると、大きくアンダーパフォームしています。
やはりリーマンショック後はGAFAMを筆頭にテック系が強いですね!
配当実績
配当利回り | 約3.2%(2021/2/15現在) |
配当額/年 | 1.64ドル |
増配年数 | 58年 |
配当月 | 4,7,10,12月 |
次は配当の実績を見てみましょう。
直近10年の配当実績ですが、右肩上がりで推移しています。
連続増配年数はなんと58年!!
50年以上増配を続けている企業は「配当王」と呼ばれており、アメリカではこの配当王銘柄は30社近くもあるんです。
日本の最長連続増配年数は、「花王」の30年です。
また配当利回りも3.2%と高く、日本株と違って年に4回配当がもらえるのも嬉しいですよね!
ただしここ数年配当性向が高くなっているので、今後も増配し続けられるかは業績にかかってますね。
米国株へ投資をするなら、SBI証券がおススメです。
為替手数料も安く、SBI証券でしか利用できない期積立サービスなど魅力がたくさんあります。
コカ・コーラへの投資はありか?
結論から言うと、「アリ」です。
日本は2010年に人口のピークを迎え、人口減少、高齢化社会の一途をたどっていますが、世界の人口は年々増え続けています。
2020年時点で約78億人の人口も、2030年には85億人、2050年には98億人になる予想です。
そんな中飲料の市場は年率約4%程度で成長を続けており、その飲料市場においてコカ・コーラ社は業界NO.1の確固たる地位を築いています。
飲料市場もそうですが、コカ・コーラの属する生活必需品セクター全体に言えるのは、「ブランド力がものを言う」セクターであり、知名度が非常に重要視されます。
直接口にするものですから、どっかの全く知らないブランドより、誰もが知っているブランドの方が安全ですよね。
またコカ・コーラはディフェンシブ銘柄とも言われており、不況に強いです。
既に成熟企業なので今後株価が大きく上昇する可能性は低いですが、安定した配当金目当てで投資をするのに最適な銘柄ではないでしょうか?
私は米国ETFをメインに、コカ・コーラ社を含む10の個別銘柄へ均等に分散投資をしています。
まとめ
- コカ・コーラ社は58年もの連続増配を続ける、アメリカを代表する企業
- 確立したブランド力、マーケティング力が魅力的
- 配当利回りも高く、安定した配当金を受け取りたい方におススメ
THEアメリカ企業って感じがして、米国株への投資には外せない銘柄ですね!
GAFAMやテスラのようなイケイケ感はないけど、僕みたいな増配・高配当株好きにはもってこいな銘柄だね!!
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